オレがオレを怒鳴りつけた話

実家で仕事をしてたら、固定電話が鳴った。

電話に出たばーちゃんが戸惑ってるので、電話を代わったら、“オレ“からだった。

いやね、これふざけてるわけじゃなくて、ホントにオレの名前を名乗ってんだよ。

詐欺ですよ。オレからすれば“オレオレ詐欺“じゃなくて、“オレの名前詐欺“。

ご丁寧に「コロナにかかっちゃってさ」なんて言って、咳までしちゃって、声の違いを誤魔化そうとしてる。

でもね、そんなこと言われたって誤魔化されないぜ! だってオレ、本人だもん。

だけど、あんまり堂々とオレの名前を名乗るもんだから、一瞬「あれっ? じゃ、オレって誰なのさ?」ってなったよね。

仕事の途中だったから、あまり相手もできなくて、オレはちょっと怒りをぶつけるのが精一杯だった。

おい、おまえ! いつになったら貸したカネを返すんだよ! 困った時ばかり連絡してきやがって! 今から取り立てに行くからな! どこにいるんだよ?!

オレが”オレ”を怒鳴りつけると、電話は切れた。

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藤岡藤巻ブログへの投稿記事の紹介

崖の上のポニョ』(藤岡藤巻と大橋のぞみ)、『おざきんちのババア』(まりちゃんズ)のメンバーとして知られる藤岡藤巻のお二人と一緒に活動するようになって、もう20年近くになる。それでも毎回の企画でワクワクできるのが嬉しいわけ。

で、今月は初めて、藤岡藤巻のブログ”藤岡藤巻の楽屋”に、藤岡さんや藤巻さん関連の記事を5本投稿してみた。サマソニの話は、過去に書いた記事だけど、もちろんリライトしてる。

藤岡藤巻ブログへの投稿は、いわゆるアメリカンドラマ方式みたいに、まず何本かを集中投稿して、評判が良かったら次のシーズンとして、また何本か投稿するみたいにしようかな。で、あまり芳しくなければ打ち切りなの。

とりあえず、今シーズンはこの5本。“ストイックにパクリ道をゆく孤高のヒト“は、ちょっと気に入ってます。

藤岡藤巻ってスゴいんだよ!(2024/1/4)
藤岡藤巻がサマソニに登場した話(2024/1/6)
ストイックにパクリ道をゆく孤高のヒト(2024/1/7)
藤岡藤巻に学ぶ”謙虚さ”のあり方(2024/1/10)
藤岡藤巻のライブにいらっしゃいな(2024/1/14)

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”人造”という言葉のインパクト

1950年(昭和25年)の雑誌広告に、”人造バター”という文字を目にして驚いた。下の方には”日本人造バター工業会”という文字も見える。

なんだこのSFちっくな名前は?と思いきや、”人造バター”というのは、”マーガリン”のこと。

”人造バター”という言葉から感じるイメージってのは、当時と現在とは違うだろうけど、やっぱり、ネーミングってのは大事だなとあらためて思ったね。

だって、この広告をみていると、オレにはバターどころか、主婦まで人造人間に見えるもの。人造人間の主婦ロボットが、毒入りの人造バターで人間を殺そうとしている絵に見えてしまう。

で、さらに驚いたのが、まだ”人造バター”の文字も使われている、1951年(昭和26年)の”タマゴマーガリン”の広告だ。

この広告、中央に大きく子供が描かれているんだけど、この絵はなんだろうか?

ちょっと目が逝ってるというか、挑戦的というか…。

まるで殺人鬼が、血のついたナイフを舐め回しているかのような表情がコワイ。

この子、何人かは殺ってるんじゃないかな? いや、確実に殺ってるよ。バターナイフでブッスリと刺してる!

それにしても”人造”って単語だけで、ニセモノ感というか、「なんか怪しい」って気がするのはなんでなんだろうね。なんていうか、”生々しい”感じがする。

”人造バター”が、”マーガリン”と呼称を改めるのは、1952年11月のことらしい。

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コント「サンタとこども」

※夜中に目が覚めた子供が、寝ぼけマナコでトイレのドアを開けると…

子「わっ、なんでトイレにサンタが!」

サ「いやいやいや、まぁまぁ」

子「ちょっと!! オシッコした手で頭を触らないでよ!」

サ「そんなこと言われたって、サンタだってオシッコするし、恋だってするよ! 頭を触ったっていいじゃないか」

子「まず手を洗って!」

サ「神経質な子供だな。もっと大らかになりなよ。プレゼントを持ってきたんだから」

子「本物のサンタさん?! やったー! どうぞ、こちらへ」

サ「うん。今日はね、きみが喜ぶプレゼントを3つも持ってきたんだよ」

子「えっ?! 3つも! さぁさぁ、どうぞ。こちらの椅子にお掛けください」

サ「よいしょっと。じゃあ、まずひとつめね。(袋に手を入れて)さーて、何が出てくるかなぁ〜。はい。出ました! じゃーん、“サトウのごはん“!

子「えっ…」

サ「(袋に手を入れて)二つ目は、なにかなぁ。はい、出ました! 玉子! 二つもあるよ〜

子「…」

サ「(袋に手を入れて)そして最後は、じゃ〜ん! ケチャッ〜プ!

子「あのさ。ちょっとなんなの?」

サ「何って、きみが大好きなオムライスの材料だよ

子「…ちょっといい? クリスマスプレゼントって、こういうんじゃないよね? 戦時中かと思ったよ」

サ「だって、オムライス好きでしょ?」

子「好きだけどさ。プレゼントとしては違うよね。もっと即物的なモノっていうか。子供を喜ばすのはまずオモチャだよ。それか、スケートボードみたいなスポーツ用品。そういうのはないの?」

サ「うーん。あっ、野球のグローブならあるけど。(袋に手を入れて)じゃじゃーん、メリークリスマス!」

子「…これ、軍手だろが!」

サ「”万能グローブ”とも言いますよ」

子「言わないよ! ちょっとそこ座ってくれる?

サ「座ってますけど」

子「そうじゃなくて、床に正座!

サ「はい」

子「おじさん、ほんとにサンタクロースなの?」

サ「そうだよ。前任者が急に辞めちゃったとかで。で、サンタがいないとクリスマスが盛り上がらないから、お前やれって言われて。やらなきゃ地獄行きだよって、こんな格好にされて」

子「それって誰に言われたの?」

サ「イバラの冠を被った、こういう髭のヒト(十字架ポーズ)。オレ、泥棒しかしたことないのに」

子「えっ、元泥棒なの? あっ、煙突がなくても家に忍びこめるからか」

サ「いや、オレはカギを閉め忘れた家が専門だったよ。で、サンタの初仕事がココだったわけ」

子「えっ! うち、戸締りしてなかったの?! それにしてもプレゼントのセンスがなさすぎだよ。このあと、どうするつもりなの?」

サ「うーん。とりあえず、なんか金目のモノを持って帰りますそれを売って、プレゼント買って、また配って、金目のモノを盗んでを繰り返そうかと

子「モヤモヤするよ! サンタか泥棒かハッキリしてよ!

サ「うーん、強いて言うなら…、“手癖の悪いサンタ“かな」

子「それ、ふつうに泥棒だから

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警察の一日署長って

よくね、アイドルが警察の一日署長とかやってるけど、あれはなんなんだって、いつも思ってるわけ。

「ほら、警察署長って、実は大した仕事してないんですよ!」っていうアピールを見せられてる気がしてしまうもの。

それでもアイドルなら、まだいいよ。でもね、さすがに大船っ子のオレでも、「これは違うだろ!」と思うな。だって、呼びかけてないじゃん!

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