妖怪アパートからの手紙　4通目

柚木です。本日は私、一日中自宅に籠もってお仕事だったのですが、このアパートの怪しさがますます実感されましたです。

まずは朝、11時ごろ。

ピンポンピンポンと何度も呼び鈴が鳴るので、仕方なく出てみたところ、管理人でした。

開口一番、「この水、アンタんとこ？」

私の部屋のドアの脇にはガスメーターのボックスがあるのですが、その脇の通路に1メートル四方くらいの緑がかった水溜りができていたのです。しかし、昨日は風呂入ってないし（徹夜）、水を使ったのはトイレと洗面所だけだし…。

だいたい、何の色だこれ？

で、ふと通路の先を見ると、あの通路監視妖怪がドアの影からじーっとこちらを見てるし。

結局、水がどこからきたのか、あるいは誰かが水をそこでぶちまけたのか、隣室の司法書士（パンチパーマ）に聞いても結局わからず、管理人の子分がブツブツいいながらモップがけしてました。

その後、遅い昼ごはんを食べにでかけようとしたところ、ニューフェイスに遭遇しました。エレベータに乗り合わせたんですが、その方は、着流しスタイルで、機内には微妙にいい匂いが立ち込めています。

どうやらオカマの人だったようで、エレベーターの扉が開き、「お先にどうぞ」というと、「あらー、ありがとー」と甲高い声を出し、頭をナデナデされてしまいました。

しかし、ふと足元を見ると、は、はだしじゃん！

あれはどういう種類の妖怪だったのかしら…

んで、夜。これは妖怪とは無関係なのですが、コンビニに行った帰り、50代とおぼしきおじさんにナンパされました。その誘い文句というのが…

「エンジョイしない？」

「…いえ、いいです」

「エンジョイだめ？エンジョイだよ」

このことを友人に言うと、「エンジョイじゃなくて、”援助”じゃねーの？」といわれましたが、そうかなあ？？

しかし、オジサンでナンパしてくる人って、すっごく多いということをココに引っ越してきて始めて知りました。すっごくアグレッシブ。新宿という土地柄でしょうかね。

この間は歌舞伎町で「のぞき部屋」にスカウトされました。すごく気になったけど、さすがについていきませんでした。それでは、またー。