[葛楽堂] ラビリンス

「ラビリンス」は、1986年にドイツのラベンスバーカー社が発売した動く迷路のボードゲーム。オレはこのゲームを2017年に購入した。

このゲームは簡単なルールで、時間は15～20分程度と短いから、そこそこ楽しいゲームである。

でもオレが印象に残っているのは、息子が小学生のときに家族で三浦半島に遊びに行ったときのこと。

ホテルの部屋で遊ぶために「ラビリンス」を持っていったんだけど、ゲームで負けた息子が逆ギレして奥の部屋に立てこもったんだよね。

「お父さんがワザとジャマしたー！」って怒り泣いてさ。でもこれって相手のジャマをするゲームじゃん。しかもオレはジャマなんて全然してなかったし。

眠かったからなのか機嫌が悪かったのか、そんなことはこのときだけだったんだけど、あれはなんだったんだろ？

あの時の息子は感情のラビリンス（迷宮）に迷い込んでしまったのか…とちょっとだけうまいコトを言ってる気になったりして。

by 静 炉巌