子供の頃に観ていた「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」のいわゆるウルトラ怪獣のうち、妙に惹かれる存在がシオマネキみたいなヘンなロボット”クレージーゴン”だった。
左右非対称で上半身と下半身のバランスが異様に悪い妙なデザイン、”資源として自動車を捕獲する”という宇宙から来た割りには解体業者みたいなチマチマした設定にどうしても惹かれてしまう。
オレはミニチュア好きだから、クレージーゴンの回はミニチュアの自動車が高速道路にたくさん並ぶだけで楽しかったね。
とにかくクレージーゴンのカッコ悪いデザインには、問答無用の魅力があった。なんていうか「他人の価値観なんてカンケーねぇ」みたいなカッコよさ。
当初は怪獣図鑑などには別名”きちがいロボット”と記載されていて、「ロボットなのにキチガイなのか」とこれまた子供心を刺激されたものである。
