昭和へのタイムスリップ:アイアンロックス

子供の頃に観ていた「ウルトラセブン」に登場する怪獣”アイアンロックス”がずっと気になっていた。

アイアンロックス”は、沈んでいた戦艦大和をミミー星人が改造して作った侵略兵器という設定だ。

でも画面には砲塔と艦橋部分しか映らない。いったい全体の形はどうなっているんだろうというのが気になっていた理由だった。

っていうか、大和という軍艦の全体を見せてくれっと思ってたね。

同じ思いをもつ人は多かったようで、”アイアンロックス”でネット検索してみたら、漫画版や公式設定の全身像がひっかかる。

そしたら4本足があったりするんだけど。設定資料では一本足みたいになってるし。

で、マニアには知られたことみたいだけれど、”アイアンロックス”は『ウルトラマン』の没脚本「侵略基地を砕け」に登場予定だった怪獣”ヤマトン”のリメイクらしい。デザインは成田亨。

TV放映時に雑誌『ぼくら』に連載されていた一峰大二版には正式に登場しており、ヤマトンは徳之島沖に沈没した戦艦大和の残骸に無数の群体生物が合体して生まれた怪獣という設定だ。

さらに検索していて、今度はアイアンロックスのリメイクみたいな怪獣がいることも知った。

それは『ウルトラマン80』には登場する”バラックシップ”という怪獣。

設定は違えども、まさに”アイアンロックス”もどき。いらない知識ですけども。

遊人(2020/5/19)

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