 書店サロン”湘から Cafe”の定休日になると、遅い朝食を終えたサイト版の執筆者たちがゆるゆると集まってくる。
煎れたての珈琲を飲みながらの好き勝手な談議がはじまると、それが”湘からCafe ミーティング”になるのです。 |
静 炉巌「珈琲を煎れたよ。今日は桃源さんが来てないね」
遊人「桃源さんは気まぐれだから」
Shang「本日のテーマはなんにします？」
静 炉巌「やはり”なぜアクセスが伸びないか”だな。湘からCafeサイトは、一日あたりの訪問者はだいたい200人前後という状態がずっと続いている。なかなか面白いサイトだと思うんだけどどうしてだろう？」
針野「別にいいんじゃないの？ 儲かるわけじゃないんだし」
Shang「サイトの宣伝はしてるんですか？」
静 炉巌「いや、それは…」
遊人「えっ？ なにもしてないの？！ そういえば、TweeterとかFacebookも作ってるくせに放ったらかしだよね。コメントもしてないし」
静 炉巌「だってSNSは苦手なんだもの」
遊人「アクセス解析とかしてるの？ 人気のある記事の傾向をみるとかさ」
静 炉巌「解析機能はあるけど、ほとんど開いたことがないよ。見方がよくわからないし」
遊人「しょうがない人だな」
Shang「コメント欄もオープンしてないですよね。この時代、それじゃダメでしょう。口コミで勝手に広まるとでも思ってるんですか？」
静 炉巌「そうは思ってないけど。でも、検索とかで引っかかることもあるから、そういうところから…」
針野「オレは、『日曜日の探偵』の全記事を検索エンジンの対象とならないようにnoindexに指定してるよ。別に広めたいわけじゃないしな。昔、ディズニーの記事を書いたらやたらとアクセスが増えたことがあったから、逆に目立たないように別館を作って移動した」
静 炉巌「えっ？ 別館ってなに？」
針野「オレのサイトの右下にメガネの絵があるだろ。そこから飛べるようになっている」
静 炉巌「そうなんだ…」
遊人「『葛楽堂で語ってみる』の記事も、桃源さんに検索エンジンから外せって言われてるからそうしてるよ」
静 炉巌「えぇっ？？」
Shang「私も『歩いていける距離』は検索エンジン対象外にしてます。狭い範囲の記事ですから」
静 炉巌「じゃ、ふつうに検索できるのってオレが書いてるバカ話だけってこと？」
Shang「そうみたいですね」
静 炉巌「一般ウケしそうな記事とか全然ないじゃん」
遊人「そういうサイトなんじゃないの？ この店だってあんまり客が来ないじゃん」
静 炉巌「それはそうだけど」
針野「つまり”湘から Cafe”はこのままでいいってことじゃないか」
Shang「ですね」
静 炉巌「みんな、もっと熱くなろうよ！」
針野「熱いのは珈琲だけでいいよ」
