息子を初めて映画館に連れて行ったのは、4歳のときの『カーズ２』だった。
映画館の音や暗闇が怖かったらしく、しばらく映画館から遠ざかっていたけれど、小学生になって、いつの間にかまた映画館に足を運ぶようになった。
それから妖怪ウォッチ、ポケモン、クレヨンしんちゃんといった映画を一緒に観ている。
そして、小６になった息子とマイケル・ドハティ監督の『GODZILLA キング・オブ・モンスターズ』を観てきた。
前作である2014年版『ゴジラ』も息子と映画館で観た映画だ。
主人公の妻がテロリストだったり、個人的に嫌いなバーニングゴジラ（『ゴジラvsデストロイア』）がでてきたりと、設定やストーリーはハチャメチャだけど、そもそもハチャメチャをどんな風にそれっぽく見せるかが映画なんだから、これはこれでいい。
マイケル・ドハティ監督の過去のゴジラ映画へのオマージュも、ところどころに感じることができて、細かいことはどうでもよく思えてくる。
というか『怪獣大戦争』あたりの子供向けゴジラのお話をリアルな絵で見せているということなんだと思う。
とにかくキングギドラがこれまでになく凄まじい。モスラも描き方も好きだ。ゴジラは迫力あるけど、中年オヤジのような体形と犬みたいな顔のデザインには相変わらず馴染めない。
ラドンはほとんど印象に残らなかったけど、クモンガやムートーまでちょこっと出てくるのは嬉しい。
自分が小学生の頃に好きだった怪獣映画を、新しい形で息子と観て一緒に楽しむことができるなんて、とても幸せなことだなと思う。
Shang（2019/6/9）
