書店サロン”湘から Cafe”は定休日になると、遅い朝食を終えたサイト版の執筆者たちがゆるゆると集まってくる。
煎れたての珈琲を飲みながらの好き勝手な談議がはじまると、それが”湘からCafe ミーティング”になるのです。
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静 炉巌「この前、もらった台湾紅茶が入ったからミーティングをはじめようか」
遊人「ところでこのサイトって、いつからやってんだっけ？」
静 炉巌「この形式にしたのは2015年の5月からだけど、オリジナルを始めたのは1997年11月だったかな」
Shang「ということは、2023年の今は26年目ということですね」
静 炉巌「あっ！ 昨年は25周年だったのか！ 忘れてた」
Shang「まぁ、長くやっても、読者はむしろ減ってますからね」
静 炉巌「もういいの！ 好きなこと書いてるだけだから」
遊人「そんなこと言って。ホントはたくさんのヒトに見て欲しいんでしょ？」
静 炉巌「それは、そうだよ。メインのコンテンツなんかは、楽しんでもらうことを意識して書いてるし…」
Shang「じゃあ、なんで読者が増えないんですか？ ぶっちゃけ、面白くないんじゃないですか？」
静 炉巌「そんなことないよ！ 自分で読んでも笑っちゃうもん！」
Shang「つまり感性が一般とはズレているということですね」
静 炉巌「えっ？ そうなの？」
Shang「そういうことになるんじゃないですか？ 自分では面白いと思うのに、読むヒトがいないんですから」
針野蒸郎「静 炉巌ってさ。そもそも他人に関心がないよな。テレビも新聞も見ないし、WBCの大谷だって知らないだろ？」
静 炉巌「失礼だな。知ってるよ。野球の上手い選手でしょ！ 巨人軍の！ 顔までは知らないけど」
針野 蒸郎「そういうとこなんじゃないか？ 世間が興味あることに関心がないから、世間の関心を集めることもできない」
静 炉巌「その理屈はヘンだよ。だったら、電気の仕組みを知らないから、電化製品が使えないってことになるでしょ。そんなわけないじゃん！」
遊人「その例えが違うんだよ。言うならば、電気の仕組みを知らないから、電気技師になれないってことだね」
静 炉巌「…」
針野 蒸郎「黙り込んだ」
静 炉巌「ねぇ、この台湾紅茶って美味しいでしょ」
針野 蒸郎「話題を変えた」
静 炉巌「違うよ。つまりね、この紅茶が美味しいってことは、飲まなきゃわからないことだよね。だから、このサイトが面白いってことも、読まれきゃわからないんだよ」
針野・遊人・Shang「だから今、なんで読まれないのかって話をしてたんだろが！」
