オレが実家に住んでいた学生時代は、インスタントラーメンを自分でセレクトすることもなく、母親が夜食に作ってくれるものをそのまま食べていた。たいていは「サッポロ一番」、「チャルメラ」、「出前一丁」だったと思う。
で、実家を離れてから自分で買うのは、だいたい「サッポロ一番」で、ときどき「チャルメラ」だったね。もっともインスタントラーメンを食べる機会は殆どなかったけれど。
で、ある時「日本懐かし即席めん大全」という書籍を眺めていたら、無性に「出前一丁」が食べたくなったわけさ。
そんなわけでスーパーで、30年ぶり以上に日清の「出前一丁」を買った。
記憶にあるパッケージは、ほぼ全面がオレンジ色のデザインなんだけど、なんだか今風になっている。
でも、”ごまらー油”がついているのは昔のままで、味も美味しいじゃん！ っていうか、もはやインスタントラーメンに関しては、懐かし補正で旨く感じてしまうので、自分でもアテにならない。
それにしても1968年に発売された「出前一丁」が、2022年のいまも残っているなんてすごいことだなと思う。
オレの好きな「サッポロ一番 塩らーめん」（1971年）も「チャルメラ」（1966年）もロングセラーだけれど。
遊人（2022/3/18）
